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All In (失恋船長)
Walking on the Wire / All In (火薬バカ一代)
All In (火薬バカ一代)
For You / Begin Again (火薬バカ一代)
Begin Again (火薬バカ一代)


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WHEELS OF FIRE - 最近の発言
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解説 - 最近の発言
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All In

メロディックロック繋がりで本日初めて知ったバンド。国内盤もリリースされメロディ派のマニアからも支持をうけているでしょうね。
その魅力はオープニングナンバーから炸裂。洗練されたサウンドはNWOTHMを通り抜け、もはやなんの嫌味も不自然さも感じさせないノスタルジックなサウンドを現代的なフィルターを通して再現。
彼等のデビューした年数を考えれば当然と言わんばかりに地に足のついたパフォーマンスに魅了される。○○風と言われてきたらしいが、今作にはそんなネガティブな情報を挟ませないくらい練り上げられ自らが愛する音楽を純粋に音に乗せてくれる。

往年のスタイルを模倣するだけでは、こういう風には仕上がらない。磨き上げたオーセンティックなサウンドへの拘り、メジャーキーで陽性に転ばないマイナー調のメロディがメロディ派のマニアにはたまらないでしょうね。

そっちには行かないというのはもの凄く大切だ。L.A風味もあるが欧州的なエッセンスが全てを覆い尽してくれる。こういう、ありそうでなかったよねぇという、聴かせ方の上手さに舌を巻いた。曲も演奏もアレンジも素晴しい。もっと前に知りたかったバンドと思わせる力作ですね。
うーむ。本当に良く練り上げられたバンドサウンドですね。こういう作り込みは簡単ではない。聞きこむほどに味わいが出てきますよ。

失恋船長 ★★★ (2025-07-24 01:17:53)


Walking on the Wire / All In

哀愁のメロディと緊迫感を纏って駆け抜けていくHRナンバー。
サビメロの展開の巧みさにダヴィデ・バルビエリ&ステファノ・ジニ
コンビの作曲センスの非凡さが光る名曲に仕上がっていますよ。

火薬バカ一代 ★★★ (2025-05-30 00:49:56)


All In

コロナ禍以降は、どちらかと言えば他バンドへのゲスト参加やプロデュース、楽曲提供といった裏方稼業での活動が目立ったイタリア人シンガー/ソングライター、ダヴィデ“デイヴ・ロックス”バルビエリ――いつの間にかえらくゴージャスなお名前に変わったなぁ――が久々にWHEELS OF FIREを始動して、前作から6年のブランクを挟んで'25年に発表した4thアルバム。(国内盤リリースはRUBICON MUSICより)
リリースされたと思ったらあっという間に廃盤になってしまった3rd『BIGIN AGAIN』(’18年)は、それまでの彼らの集大成というべき優れた内容を誇っていましたが、本作においても同様の路線を踏襲。エネルギッシュに歌うダヴィデのVoと厚盛りのハーモニーが映える溌剌とした躍動感と、キャリアを重ねることで獲得した熟成感とがバランス良く共存したメロディアスHRアルバムに仕上がっています。
威勢よく本編開幕を告げるOPナンバー①から、重厚な②、エモーショナルな盛り上がりに胸打たれるバラード④、物悲しいメロディがねっとり絡みつくように奏でられる⑤といった楽曲を経て、ポジティブなエネルギーに満ち溢れた曲調で本編に幕を下ろす⑫に至るまで、外部ライターの助力を仰ぐことなく、ダヴィデとステファノ・ジニ(G)の二人三脚により書き上げられたキャッチーでフックに富む楽曲の充実ぶりもバンドの地力の高さを証明しています。中でも憂いと緊迫感を湛えて駆け抜けていくハード・チューン⑩は個人的に本作のハイライトに推したいレベルの名曲ですよ。
「WHEELS OF FIREのカタログにハズレなし」の連勝記録をまた一つ伸ばしてくれた力作。

火薬バカ一代 ★★★ (2025-05-28 23:47:02)


For You / Begin Again
ピアノ好きの身としては、ポロポロと奏でられる
ピアノの美しいイントロだけで期待感が高まってしまいますが
哀愁が溢れ出すサビメロの素晴らしさといい、情感迸るGソロといい、
その後のドラマティックな盛り上がりっぷりは
そうしたこちらの性癖(?)にしっかりと応えてくれるものです。

火薬バカ一代 ★★★ (2020-11-24 22:50:51)


Begin Again

現WHITESNAKEのミケーレ・ルッピに師事した実力派シンガー、ダヴィデ・バービエリ率いるイタリア出身の5人組HRバンドWHEELS OF FIREが'19年に発表した3rdアルバム。昨年末に帯・解説付の輸入盤がBICKEE MUSICから発売されていたので「年が明けたら買おう」と呑気に構えていたら、それから1~2か月足らずであっという間に廃盤になってしまい慌てましたよ。どう考えても早過ぎるのですが一体どうしたことか。
80年代風味満点の溌剌としたポップ・メタル・アルバムだった1st、より成熟しメロディアスになった2ndときて、本作で披露されているのはちょうど両作の中間ぐらいに位置するメロディック・ロック・サウンド。ポップな中にも哀愁がまぶされたメロディと、この手の音にお似合いの、ちょっと鼻にかかったハイトーンでエネルギッシュに歌いまくるVo、それにコンパクトにまとまった良ソロをテクニカルに繰り出すGにより華やかに彩られた本編は、ボーナストラック含めて捨て曲なし。前作から7年という長期間のブランクをものともしない、相変わらず卓越した曲作りのセンスが光るハイクオリティな仕上がりです。まぁダヴィデは活動休止期間中も多数のプロジェクトを掛け持ちしていたようなので、それも当然っちゃ当然なのですが…。中でもピアノのイントロからスタートするドラマティックなバラード⑤や、フックを満載にして疾走する⑨等は、今が80年代ならヒット・チャートを賑わしたっておかしくない本編のハイライト・ナンバーですよ。
過去2作の美味しい所取りとも言える充実作なので、WHEELS OF FIRE入門盤代わりに強くお薦めする1枚…って、もう廃盤か。願・再発。

火薬バカ一代 ★★★ (2020-11-23 23:49:09)